愛犬の体に腫瘍を発見!その腫瘍が癌だとわかったら、すぐにでも取り除いてあげたいと思うものですよね。

しかし高悪性リンパ腫は、癌の中でも進行スピードが早く、全身に転移が見られる病気。仮に手術で腫瘍を取り除いたとしても、ほぼ再発する可能性があります。

それでも一時的にがん細胞を減らすことができるなら、手術はしてあげたほうが愛犬のためになるのでしょうか。今回は、のんちゃんのケースで考えて見たいと思います。

高悪性リンパ腫の治療法は?

高悪性リンパ腫の治療方法は主に3つあります。

1.外科手術で腫瘍を取り除いてから、抗がん剤治療を始める
2.手術はせずに、抗がん剤治療のみで延命治療を行う
3.ステロイドや抗生剤などの飲み薬で、積極的な治療は行わない

1と2は延命治療。3は投薬のみで積極的な治療は行わないため、寿命も短くなるそうです。

外科手術はしたほうがいいのか?

癌治療を始める際、私は抗がん剤治療の前に外科手術を行うべきかどうかで悩みました。

ここでは、その際に獣医さんから聞いた、外科手術のメリット&デメリットを比較して見ましょう。

<外科手術のメリット>
・腫瘍を取り除くことで、癌の進行を遅らせ、一時的に愛犬が元気になる

<外科手術のデメリット>
・手術によって体力が低下し、元気がなくなる
・手術後2週間は抗がん剤治療が進められないため、その間に癌が進行して命を落としてしまうこともある
・腫瘍の大きさや位置によっては開腹してもまったく取り除くことができない場合もある

獣医さんには「とにかくお腹を開けて見ないとどうなるかわからない」と言われ、あまりにもリスクの方が高すぎると思い、手術は断念しました。

私たちは愛犬がいなくなった未来を想像して、喪失感に苛まれます。「少しでも長く愛犬と一緒にいたい」これはすべての飼い主に共通する願いですよね。

しかし愛犬には「自分の死」はわからないですし、「自分が死ぬことで飼い主が悲しむだろう」ということも想像して生きていません。

それならば愛犬が健康で元気に生きていられる時間を「寿命」と捉えよう、というのが私の考えです。

おいしいごはんを食べて、大好きなお散歩に出かけて、夜はふかふかのおふとんで一緒に眠る。

こうした日常の何気ない幸せをのんちゃんがたくさん感じられるような治療法を選択していけたらと思っています。